二人旅~君が君であるために~その6
2013年 04月 04日
バスの停留所の前に、いかにも時間つぶしていきなさいな。的なカフェがポツンとある。
だけど、野生化した二人は、もうとまらない。
辺りを散策して1時間半を潰すことにした。
浦内川の船着場の向こうに赤い橋が見える。(わかるかな?写真中央、真横に延びてる橋)
この向こうが干潟になってる。
最初は川のほとりで、カニやら魚やら見てたんだけど
なかなか面白いものを発見。
砂の中からニョキっと出てる、これはいったいなんやろか?
川のほとりをウロウロしていて気がついた!
↑のがこうなって
こうなって
こうなって
・・・・
って事はよ・・・
マングローブじゃん!!
へ~~~~。マングローブってこんなんから、あんなんなるんや!(めっちゃアバウトな表現)って二人で大興奮。
ここで、息子、どうしても赤橋の向こうに見える干潟に渡りたい!!と言い出した。
私たちが今いる場所から、少し離れた、さも危険そうな場所に、沼地と沼地に挟まれた小さな水の流れがある。
その水の流れを飛び越えないと、干潟へは行けない。
無謀にも足を踏み出そうとする息子。
やめとき!って言いたいところだが、きっと男なら冒険するだろう。
そんな冒険を、私はさせてやった事があったかな?
こぶしぐらいの石を拾ってきて、
「この石をあの沼地に投げて、石がずっしり沈んだら、無理な」
そう言って、石を投げた。
ズ・・・
なんとも言えん音がして石は姿が見えぬほど土にめり込んだ。
息子の尋常じゃない目の輝きが私を駆り立てる。
「よっしゃ。靴と靴下脱ぎ。あたしが先にこの水の中に入るから、あたしに捕まって飛び込んでおいで。」
一緒に靴と靴下を脱ぎ、ズボンの裾を捲くりあげ、沼地を飛び越えて水へ入った。
そこから手を差し伸べ、息子を引っ張りこんだ。
ハゼや魚が足元を誘導してくれる。
そして反対側の沼地がどんなもんなのか・・・
片足を突っ込んだら、膝までハマって大慌て!
息子に引っこ抜いてもらって、お互いに引き合って、沼地を脱出。
無事に干潟にたどり着きました♪
まずは、川の水でジャブジャブと膝の泥をおとします。
足をつつきにくる魚さん。
こんにちは^^
あんなに苦労してやったきた干潟。
よくよく見たら、カニだらけ!!!
むやみに歩いちゃカニを踏み潰すはめに・・
何より、おびただしい数のカニ!
怖い(><)
えらいこっちゃ~~~~!!
で必死でカニから逃げる(笑
また同じように、ひと苦労もふた苦労もかけて元いた場所に戻る。
キャッキャ、キャッキャと笑いながら。。。
川の側には無数の穴があいている。
干潟にいたカニとはまた違うカニがいる。
片方の爪だけが異常に大きい シオマネキ というカニ。
息子は小さい頃から海の生物が大好きで、深海魚から両生類や爬虫類まで、図鑑を持っている。
中学生までの夢は 『漁師』
やたらに生物に詳しいのである。
バスが来るまでの間、時間を惜しむように、 シオマネキの撮影に夢中になる。
そんな息子を、心地よい疲れに酔いながら眺める至福の時間。
こんなに無邪気な表情をする息子を、今まで見たことがあったろうか・・・
胸の奥が愛しさで満たされていく。
右に左にきょろきょろしながら、シオマネキのシャッターチャンスをうかがう。
(爪は時々出すのだけれど、少しでもこちらが動くと土の中の振動が伝わって隠れてしまう、非常に敏感な生き物)
「もう、バスくるよ~」
その声に、やむ終えず、砂ごと救い上げた写真がこれ(笑
白いのが爪。
あんなに姿を見ようと粘ったのに、カニだけをすくい上げない息子の優しさに笑顔がもれる。
そしてまた、バスに1時間揺られて港へ向かう。
バスの運転手さんが、「おしっこ」と言って、とまった場所。
素敵過ぎる(笑
港へついて、船が来るまで40分待ち。
海を眺めて息子と語らう。
男に見えたり、幼く見えたり。
とっても不思議な、それでいてやっぱり、今の時期しか味わえない貴重な時間でした。
干潟で泥まみれになって、追いかけあいしたあの時間は母の一生の宝物です。
つづく・・・
だけど、野生化した二人は、もうとまらない。
辺りを散策して1時間半を潰すことにした。
浦内川の船着場の向こうに赤い橋が見える。(わかるかな?写真中央、真横に延びてる橋)
この向こうが干潟になってる。
最初は川のほとりで、カニやら魚やら見てたんだけど
なかなか面白いものを発見。
砂の中からニョキっと出てる、これはいったいなんやろか?
川のほとりをウロウロしていて気がついた!
↑のがこうなって
こうなって
こうなって
・・・・
って事はよ・・・
マングローブじゃん!!
へ~~~~。マングローブってこんなんから、あんなんなるんや!(めっちゃアバウトな表現)って二人で大興奮。
ここで、息子、どうしても赤橋の向こうに見える干潟に渡りたい!!と言い出した。
私たちが今いる場所から、少し離れた、さも危険そうな場所に、沼地と沼地に挟まれた小さな水の流れがある。
その水の流れを飛び越えないと、干潟へは行けない。
無謀にも足を踏み出そうとする息子。
やめとき!って言いたいところだが、きっと男なら冒険するだろう。
そんな冒険を、私はさせてやった事があったかな?
こぶしぐらいの石を拾ってきて、
「この石をあの沼地に投げて、石がずっしり沈んだら、無理な」
そう言って、石を投げた。
ズ・・・
なんとも言えん音がして石は姿が見えぬほど土にめり込んだ。
息子の尋常じゃない目の輝きが私を駆り立てる。
「よっしゃ。靴と靴下脱ぎ。あたしが先にこの水の中に入るから、あたしに捕まって飛び込んでおいで。」
一緒に靴と靴下を脱ぎ、ズボンの裾を捲くりあげ、沼地を飛び越えて水へ入った。
そこから手を差し伸べ、息子を引っ張りこんだ。
ハゼや魚が足元を誘導してくれる。
そして反対側の沼地がどんなもんなのか・・・
片足を突っ込んだら、膝までハマって大慌て!
息子に引っこ抜いてもらって、お互いに引き合って、沼地を脱出。
無事に干潟にたどり着きました♪
まずは、川の水でジャブジャブと膝の泥をおとします。
足をつつきにくる魚さん。
こんにちは^^
あんなに苦労してやったきた干潟。
よくよく見たら、カニだらけ!!!
むやみに歩いちゃカニを踏み潰すはめに・・
何より、おびただしい数のカニ!
怖い(><)
えらいこっちゃ~~~~!!
で必死でカニから逃げる(笑
また同じように、ひと苦労もふた苦労もかけて元いた場所に戻る。
キャッキャ、キャッキャと笑いながら。。。
川の側には無数の穴があいている。
干潟にいたカニとはまた違うカニがいる。
片方の爪だけが異常に大きい シオマネキ というカニ。
息子は小さい頃から海の生物が大好きで、深海魚から両生類や爬虫類まで、図鑑を持っている。
中学生までの夢は 『漁師』
やたらに生物に詳しいのである。
バスが来るまでの間、時間を惜しむように、 シオマネキの撮影に夢中になる。
そんな息子を、心地よい疲れに酔いながら眺める至福の時間。
こんなに無邪気な表情をする息子を、今まで見たことがあったろうか・・・
胸の奥が愛しさで満たされていく。
右に左にきょろきょろしながら、シオマネキのシャッターチャンスをうかがう。
(爪は時々出すのだけれど、少しでもこちらが動くと土の中の振動が伝わって隠れてしまう、非常に敏感な生き物)
「もう、バスくるよ~」
その声に、やむ終えず、砂ごと救い上げた写真がこれ(笑
白いのが爪。
あんなに姿を見ようと粘ったのに、カニだけをすくい上げない息子の優しさに笑顔がもれる。
そしてまた、バスに1時間揺られて港へ向かう。
バスの運転手さんが、「おしっこ」と言って、とまった場所。
素敵過ぎる(笑
港へついて、船が来るまで40分待ち。
海を眺めて息子と語らう。
男に見えたり、幼く見えたり。
とっても不思議な、それでいてやっぱり、今の時期しか味わえない貴重な時間でした。
干潟で泥まみれになって、追いかけあいしたあの時間は母の一生の宝物です。
つづく・・・
by swingyuu
| 2013-04-04 23:42
| 日常